救急について

用語の確認

救急医療体制は、通常、一次救急、二次救急、三次(高次)救急に分類されます。

一次は入院を必要としない程度、

二次は入院治療を必要とする程度、

三次は直ちに救命治療が必要な重度な状態を表します

救急のとき、まず何をしたらいいのでしょうか?

落ち着いてメモを取りましょう。年令、性別そしていつから、身体のどの部分が、どのような症状かを

簡単にメモをとっておきましょう。

例1)20才の男性で、昨日から右下腹部の痛みがあり、今朝から38℃の熱があります。

例2)3才の女子で、3日前よりせきがあり、今日かかりつけの先生に診てもらいましたが、

夜になって39℃の熱が出てきました。

例3)2才の男子で、今朝から嘔吐と下痢がひどく、ぐったりして元気がありません。

次にどこにかかればいいのでしょうか?(横浜市の場合)

1)一次救急

@休日(午前10時〜午後4時):市内18区の休日診療所で診察が受けられます。

A夜間(毎日午後6時〜午前0時):市内3ヶ所の夜間急病センターで診察が受けられます。

B午前0時以降(毎日):市内8ヶ所の病院で診察が受けられます。

2)二次救急(夜間・休日):

 @一次救急の診察後、二次救急を紹介される場合:二次応需が確認の後、紹介されます。

 A二次救急を受診する場合:受診前に必ず電話での受入れ状況の確認が必要です。

  横浜市を、

北部地区青葉、都筑、港北、緑、鶴見、神奈川

西部地区瀬谷、旭、保土ヶ谷、西、 中、泉、戸塚

南部地区南、港南、栄、磯子、金沢の3ブロックに分け、それぞれの地区の

  二次救急輪番病院が対応しています。内科・外科・小児科・心疾患の4つの診療科目が受けられま

すが、その地区のその日の輪番病院によって、対応科目が異なります。

 Bかかりつけの病院が毎日、二次救急に対応しているわけではありません。その地区での輪番病院は

当番日が決まっています。しかし近所のかかりつけの病院がその日の輪番病院ではなくても、

  一次救急には対応してくれる場合もありますので、電話で相談してみるといいでしょう。

3)三次救急

  高次救急ともいい、緊急に救命治療を必要とする重症な病態を扱う救命救急センターがこれにあた

ります。直接受診することはできません。

4)どうしていいのかわからない、地理不案内でどこにかかればいいのかわからない:

  横浜市救急医療情報センターに電話をかけてください。365日、24時間対応しており、診療可

能な病院の情報が得られます。メモを見ながら電話しましょう。

5)重症と判断した場合は、119 に電話をかけてください

普段から準備と確認を!

1)普段から居住地の休日診療所の場所と電話番号を確認しておきましょう。そして日中のうちに、

症状の軽いうちに診てもらいましょう。

2)普段からメモをとる習慣をつけましょう。

3)早めにかかりつけの先生に診察を受け、準備と対策をしておきましょう。