穀物の精製度

穀物とは

でんぷん質を主とする種子などを食用とする農作物の総称を穀物と呼んでいます。米、麦、とうもろこしなどが

世界でもっとも広く栽培されている穀物で、それ以外のアワ(粟)、ヒエ(稗)、ソバ(蕎麦)などを雑穀と呼
でいます。

米の精製について

@田んぼから収穫された“もみ”(籾)から“もみ殻”を取り除いた状態が玄米です。この玄米をどの程度精米

するかによって米の精製度が異なります。

半つき米とは精製後の歩留まりが95%、七分つき米は93%、胚芽米は92%くらいになります。普段スーパーな
で販売されている真っ白な精白米は玄米を9092%精製したものです。

日本酒の“大吟醸”に使われる米は、一粒の米が小さな球体になるまで60%も削ります(歩留まり40%)。

A玄米には精米したものよりタンパク質、脂質、食物繊維、ビタミンB群が多く含まれるので、精製度が高くな

るに従いそれらが減少します。

米の食物繊維量

 

食物繊維と病気予防

食物繊維摂取量と糖尿病発症との関連を研究した疫学調査がこれまで多く発表されており、「低脂肪高繊維食が

有意に糖尿病発症を抑制したこと」、「穀物由来の食物繊維が果物や野菜由来の食物繊維より効果が大きかった
と」などが示されています。

精製度の低い穀類や雑穀を主食に取り入れることによって、不足がちな食物繊維やビタミンなどを上手にとるこ

とができ、病気予防にも役立ちます。

我が家の場合

普通の白米に雑穀(十二穀米)を混ぜて食べています。お米1合に雑穀大さじ一杯くらいを目安にしています。

雑穀は発芽玄米、緑米、紫米、赤米、胚芽押麦、押麦、あわ、きび、ひえ、高きび、発芽玄米赤、焼発芽玄米が

ブレンドされています。これらの雑穀を食べるようになって、よく噛む習慣がついたことと便通がさらによくな

ったことはおどろきです。お勧めします。