血圧と塩:その2

これまでの基本的なお話

血圧をちょっと勉強!」では血管の太さや血圧と水圧などについて、「血圧と塩」では塩とナメクジなどに

ついてお話してきました。

高血圧の背景

日本人は古くから味噌、醤油、うめぼし、塩辛、干物、佃煮など塩が多く入った調味料や食品に囲まれて育った

長い歴史があり、世界的にみても食塩摂取量が多い民族です。アフリカなどでは塩分摂取がきわめて少なく、

高血圧という疾患すら存在しないとまで言われています。

調味料・食品に含まれる塩分相当量

塩分摂取量を減らすには調味料や食品に含まれる塩分相当量を知識として知っておかなければなりません。

知らなければ減らすことはできません。下図は代表的な調味料や食品に含まれる塩分相当量を表したものです。

                  ※削りかつお、昆布、和風だしの素、鶏がらスープの素、固形スープの素は

                   適正量で各100mlのスープにした場合です。

                        ※上記食塩相当量の一覧表は「塩を減らそうプロジェクト」より引用しました。

目標と努力

♦ 高血圧治療の基本三原則は1に減塩、2に運動、3に薬物療法です

♦ 食塩の適正摂取量は16g未満です

♦ 私の場合:

高血圧にて降圧剤を内服していますが、減塩と週に3回以上のジョギングをこころがけています。

  減塩は★だしを濃くし、みそを減らす。

★塩、醤油はかけずに、チョットつける。

★一味唐辛子、ゆず、かぼすなどを使い、減塩でも満足感をもたせる。

我が家の減塩三原則をお試しください。舌が減塩に慣れるまでの最初の一週間が辛抱です。