ハイリスク肥満

肥満には内臓のまわりに脂肪がつく「内蔵脂肪型肥満」(リンゴタイプ)と皮膚の下にたま

る「皮下脂肪型肥満」(洋ナシタイプ)の2つのタイプがあります。内臓脂肪型肥満は生活

習慣病に深く関与しており、肥満症の中でも特に「ハイリスク肥満」として位置づけてい

ます。

そして内臓脂肪蓄積量を客観的に評価するために腹部CT検査(おへその高さでの断面像)

を行い、内蔵脂肪面積が100cu以上を内臓肥満型肥満と判定しています。

この内臓脂肪面積100cuはウエスト周囲径の「男性85p、女性90p」に相当し

ます。ウエストの計測の方法は「立位自然呼気時の臍周囲径」であり、自然に立った状態

で軽く息をはいて、おへその位置で腹囲を計測します。

内臓脂肪面積が100cuを超えると、健康障害(生活習慣病など)の合併数が一段と

増加することも知られています。また逆に減量することによって健康障害が改善したり、

進展が防止されたりします。特に「運動」が効果的です
自分のウエストを測ってみて男性で85p、 女性で90pくらいあれば、自覚症状がなくても
”かかりつけの先生” に一度相談されると良いでしょう。