油脂をちょっとお勉強

「油」と「脂」のちがいについて

食品に含まれる「あぶら」には、常温で液体の「」と常温で固体の「」があります。

これらを総称して油脂(ゆし)とよんでいます。

油脂の分類

食品からとる脂肪酸

私たちが食品から摂取している油脂はアルコールと脂肪酸の化合物です。

この脂肪酸は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分類され、不飽和脂肪酸はさらに、単価不飽和

脂肪酸と多価不飽和脂肪酸とに分類されます。

油脂をとりすぎないための知識

「食事を意識すること」が一番大事です。まず「食材そのものに含まれる油脂」と「調理

として後から加える油脂(調理方法)」に分けて考えるとわかりやすくなります。

油脂をとりすぎないための工夫

1)器具の工夫:テフロン加工のフライパンを使う、網焼き、オーブンで焼く

2)油の種類や量の工夫:ノンオイルドレッシング、クッキングペーパーで油をふきとる

3)調理(したごしらえ)の工夫:「ゆで」てから炒める、揚げ物の衣をうすくする

油脂をとるおおまかな目安

平均的な成人の1日の必要カロリーはおおよそ2000 kcal位で、脂肪はその2025%とさ

れています。食材と調理油を含めておおよそ50 gくらいが適当と思われます。

(トースト1枚にバターをうすくぬって5 g、てんぷらに含まれる油は10 g位です)

どんな油脂がいいのでしょうか

1)蛋白質、炭水化物、脂肪のバランスが一番大事です。

2)肉類に多く含まれる動物性の飽和脂肪酸は控えめにして、植物油や魚に多く含まれる

不飽和脂肪酸ををとるようにしましょう

3)厚労省では、の割合
でとることを推奨しています。そこで肉食中心に偏らないように、一日に1回くらい魚を

食べ、調理に使う油は植物油を使うように心がけましょう

(外食の揚げ物はラードを使用していることが多く、食べ過ぎないように注意しましょう)