●帯状疱疹
1)たいじょうほうしんと読みます。下の写真のように、身体に帯状の水泡をつくることから、そう呼
ばれています。写真は左の背中・上腕から左の前胸部にかけての左半周に水泡を認めます。
2)小児期に水痘・帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus:VZV)に初めて感染すると水痘になり、
この時に潜伏感染したウイルスが、何年も経って再び活性化され、神経を伝わって皮膚に水疱をつ
くるものが帯状疱疹です。小児や若年層にもみられますが、多くは高齢者に発症します。
3)特徴は、片側性(身体の半分)で、神経痛様の痛みを伴う水疱です。抗ウイルス薬の内服が有効で
すので、早めに皮膚科を受診しましょう。