名水

 

京の造り酒屋“キンシ正宗”を訪ねてきました。京都市中京区にある旧堀野家本宅が造り

酒屋と町屋文化の記念館として保存されており、酒造りは伏見で行われています。

天明元年1781年の創業より酒造りを守り続けている名水“桃の井”を味わいました。桃の

井とは、井戸のそばに桃の木があるので桃の井と命名したそうです。この名水は1年を通

して水温は16℃に保たれ、酒造りに適した軟水です。日本的なやわらかい味わいでした。

“桃の井”は京の名水“染井の水”と同じ水脈で、毎時3トンの豊かな水量と清涼な水質

を保ち続けています。

      

酒造りに必要な米と水と酒蔵の歴史について丁寧に、わかりやすく説明していただきまし

た。大吟醸のお米は60%も削って使用するそうです。一粒のお米が削られて、さらに小さ

な球体になっていることには驚きました。