焼き味噌
■テレビ番組で宮本武蔵の携帯食について特集をしていました。
@主食は糒です。ほしいと読みます。乾飯、干飯とも書きます。炊いた玄米を天日干しし
たものを携帯し、湯に戻して食べたり、硬いままバリバリ食べるそうです。
Aおかずは焼き味噌です。味噌に様々な薬味を混ぜ込んで水分を飛ばしたものです。蛋白
質と塩分の補給に優れています。
Bビタミン補給にはのびるを食べていたそうです。のびるはユリ科ネギ属でネギ、アサツ
キ、ワケギなどと似ていて、日当たりの良い田のあぜや畑のへりなどに群生しています。
のびるの根や茎をすりつぶしてキズや打撲などの薬用としても使えます。
■今回はこの焼き味噌を作ってみました。
なべを火にかけ、ゴマ油(大さじ2〜3杯)、味噌(100g)、ネギ(3cmみじん切り)、
しょうが1かけ(みじん切り)、すりゴマ(大さじ2〜3杯)、砂糖(大さじ3杯)、
酒(1/4カップ)、だし(大さじ2~3杯)をよく練りこんでいきます。
そうめんはめんつゆは使わず、濃い目のだしに塩、しょう油を加えて作りました。
油で焼いたナス、蒸しカボチャ、ゆでオクラ、小ネギ、ミョウガをそうめんの周りに飾り、
かけつゆを張り、焼き味噌を絡めて食べました。とってもおいしく頂きました。